苫小牧市在住の絵本作家、猫月うたさんが手掛けた絵本「おなかちゃん」が、光塩学園女子短期大学(札幌市)保育科の講義のテキストに採用された。約70人の保育士の卵たちは、小さな命を慈しみ育てるおなかが主人公の物語を通し、子どもとの向き合い方について学びを深めた。
絵本は、胎内に宿った命の成長と出生までを、主人公である「おなかちゃん」を中心に描いた作品。4人の子どもの母でもある猫月さんが自身の出産経験を軸に制作し昨年10月、みらいパブリッシング(東京)から出版された。
同短大で子どもの発達や心理学を教える「教育・保育心理学」を担当するカウンセラーの濱田康さん(江別市)が、命の誕生を扱った同作品に目を止め、テキストに採用した。
全15回の講義の初日の14日、濱田さんは絵本の読み聞かせDVDをスクリーンに投影し、作品を紹介。「命は生まれた時点で100点満点。大人は子どもにあれこれ教え込むのではなく、その成長をそっと支えるような存在でいなければならない」と、保育者としての心構えを伝えたという。
「おなかちゃん」が保育士を目指す学生たちの学びの場で活用されたことに対し、猫月さんは「気軽に書いた絵本が、このような使われ方をするとは思ってもみなかった」と感激の様子。「多くの皆さんに長く愛されるような絵本になればうれしい」と語った。
















