厚真ライオンズクラブ(LC=日西善博会長)は23日、大雨などで予想される浸水範囲や深さを示した洪水ハザードマップ看板3基を町に寄贈した。
ハザードマップ看板は縦120センチ、横90センチで全町地図と避難所の一覧、厚真川が大雨で増水し、氾濫した場合の浸水予想などを記載。町役場庁舎前入り口と上厚真支所前、浜厚真海浜公園の3カ所に設置している。胆振東部地震の復興支援として、LC国際財団による震災被災地支援の交付金事業を活用した。
同日、町役場前で看板の除幕と贈呈を兼ねたセレモニーが行われ、日西会長は「震災から2年と7カ月が過ぎたが、皆さんのお力添えで徐々に復興してきた。今は新型コロナウイルスの影響で制限されているが、早く平常に戻ることを願っている」とあいさつ。来賓を代表した331―A地区の諏訪昇三ガバナーは「日頃から災害を意識し、地域でどんな災害があるかを把握することが大事。LCとしても地域に密着した活動をしていきたい」と話した。
宮坂尚市朗町長は「被災地にとって、大きなプレゼント」と感謝し、「復旧が進み、復興のフェーズに入っても誰一人取り残すことがないよう手を取り合って険しい道を乗り越えたい。一日も早く皆さんから『厚真町は立ち直った』と思ってもらえるように頑張っていく」と述べた。
ハザードマップの寄贈は安平、むかわの両町でも行われた。

















