吉川貴盛元農水相(収賄罪で在宅起訴)の議員辞職に伴う衆院道2区(札幌市東区・北区の一部)の補欠選挙は25日、投開票される。自民党が候補擁立を見送り「不戦敗」を決めた異例の選挙戦。野党統一候補に、複数の保守系候補が挑む構図。新型コロナウイルス対策や政治とカネの問題を主な争点に13日の告示以降、6人の候補が激しい舌戦を展開。24日夜に運動のフィナーレを迎える。
出馬しているのは、届け出順に小林悟氏(56)=無所属・新=、松木謙公氏(62)=立憲民主党・前=、鶴羽佳子氏(53)=無所属・新=、長友隆典氏(52)=無所属・新=、山崎泉氏
(48)=日本維新の会・新=、斉藤忠行氏(29)=NHK受信料を支払わない方法を教える党・新=。道内小選挙区選挙では過去最多に並ぶ6陣営が、それぞれ活動を活発化させている。
前回、自民の吉川氏に敗れた松木氏は、野党統一候補として雪辱を期す。共産が候補を取り下げて支援に回り、社民党や国民民主党も推薦。告示以降、立憲の枝野幸男代表や小沢一郎衆院議員、れいわ新選組の山本太郎代表らも次々に応援のため来道。分厚い組織力で、カムバックを狙う。
自民候補が不在のため、「受け皿」として保守系候補が3人乱立。野党ではあるが、菅政権に近い立ち位置にある維新は、鈴木宗男参院議員の元秘書で前道議の山崎氏を擁立。鈴木氏も一緒に街頭に立ち、野党共闘を「野合だ」と厳しく批判し、保守票の取り込みに懸命だ。
無所属ながらも保守系を表明するのが、元HBCアナウンサーの鶴羽氏と、自民党員の弁護士の長友氏。鶴羽氏には自民の馳浩元文科相が支援で選挙区入りしたほか、野田聖子幹事長代行もオンラインで応援演説した。唯一の女性候補であることもアピールし、草の根で浮上を狙う。
道2区の有権者数は12日現在46万519人で、道内3番目のマンモス選挙区。補選は即日開票され、25日夜に大勢が判明する。



























