野党統一の松木氏圧勝 投票率最低の30・46% 衆院道2区補選

野党統一の松木氏圧勝 投票率最低の30・46% 衆院道2区補選

 吉川貴盛元農水相(収賄罪で在宅起訴)の議員辞職に伴う衆院道2区(札幌市東区・北区の一部)補欠選挙は25日投開票され、立憲民主党前職の松木謙公氏(62)=共産党道委員会、社民党、国民民主党推薦=が5万9664票を獲得し、返り咲きで5回目の当選を果たした。自民党が「政治とカネの問題」の責任を取って候補擁立を見送った異例の選挙戦。野党共闘が成立した松木氏が基礎票を固めて独走し、5人の新人候補に圧勝した。

 昨年9月の菅政権発足後、道内では初の国政選挙。10月までに行われる総選挙の前哨戦と位置付けられていたが、自民の「不戦敗」で構図が激変した選挙戦となった。

 松木氏は、立憲支持者や推薦を受けた連合北海道の基礎票を固めたほか、野党統一候補として政策協定を交わした共産支持者にも浸透。低投票率のため、希望の党から出馬した前回(2017年10月)の得票(7万4425票)を下回ったものの、危なげなくカムバックを果たした。

 保守系を表明していた元HBCアナウンサーの鶴羽佳子氏(53)=無所属・新=は、唯一の女性候補をアピールし健闘。与党支持者の一部と無党派層も取り込み2万7355票を得票したが、及ばなかった。

 日本維新の会が「保守票」の受け皿として擁立した前道議の山崎泉氏(48)は2万2459票、自民党員の弁護士、長友隆典氏(52)=無所属・新=は1万5738票にとどまり、鶴羽氏の得票を下回った。

 斉藤忠行氏(29)=NHK受信料を支払わない方法を教える党・新=と開業医の小林悟氏(56)は、5000票台にとどまった。

 道内小選挙区選挙では過去最多に並ぶ6人が乱立した選挙戦となったが、自民不在や新型コロナウイルス感染拡大も影響し、投票率は30・46%と低迷し、前回(57・12%)に比べ26・66ポイント下落。小選挙区制度で実施された1996年度以降、道内で最低だった14年12月の52・86%(道2区)を大きく下回った。

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