感染者情報の公表見直しへ 道、週ごとに市町村別も 対策専門会議

感染者情報の公表見直しへ 
道、週ごとに市町村別も 対策専門会議
感染者情報の公表基準の見直しへ向けた原案が示された感染症対策専門会議=26日午後6時ごろ、札幌市中央区のかでる2・7

 道は26日、新型コロナウイルス感染者情報の公表基準の見直しへ向けた原案(たたき台)をまとめ、感染症対策専門会議に示した。従来の振興局単位での公表に加え、新たに「週に1回、市町村ごとの7日間累計感染者数」も公表する内容。今後、有識者会議や道議会保健福祉委員会、市町村の意見も聴き、5月にも公表基準を見直す。

 現在、道が公表する感染者情報は、本人の同意が得られた内容について、患者の年代や性別などを感染者ごとに公表。居住地については、国が都道府県単位で公表することを基本とする中、「本道の広域性や人の動き」を踏まえ、振興局単位で公表している。

 だが、道議会から「市町村単位での居住地公表の検討が必要」との意見が出ていることを重視。公表に関する市町村へのアンケートを実施したほか、ここにきて国から「より身近な地域単位での感染状況の分析・評価を重視して、専門的見地からの議論を進める」方向性も示されたことから、公表基準を見直す。

 原案では、「個人情報の保護に配慮しつつ、地域の感染状況を的確、かつ分かりやすく伝えることに重点を置いた公表」とすることを基本的な考え方に据えた。

 具体的な見直し内容としては▽1週間に1回、市町村ごとの7日間累計感染者数を公表▽毎日の公表では、振興局ごとの人数など、全道の患者の身体状況別人数などを公表▽国籍、職業、陽性確定日は、感染拡大防止の観点から特に必要がある場合に公表―の3点を掲げた。

 医療・保健の専門家でつくる専門会議は、冒頭あいさつなどを除いて非公開で開催。市町村ごとの7日間累計公表については了承。ただ、「居住地とは異なり、旅行先で感染した場合はどうするのか」などの意見も出たという。

 この他、専門会議では、道が感染者急増時の緊急的な患者対応方針案や、検査体制整備計画案も説明。変異株などで感染が急拡大した場合に備える緊急対応方針では、患者数がこれまでの最大値(昨年11月下旬の2375人)の2倍の4750人に増えても、3割の1425人は入院できる体制を確保し、残りは宿泊療養施設の拡充で対応するとした。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る