札幌市の秋元克広市長は28日の定例会見で、同日の新型コロナウイルスの新規感染者が170人に上ったことを公表し、「変異株の急増で市内の入院患者を受け入れる病床はかなり逼迫(ひっぱく)。まさに感染拡大の局面」と強調。「大型連休からの2週間は新規感染者を抑え込む上で重要。極力外出は避け、ステイホームを」と市民に理解と協力を求めた。
感染力が強く若者でも重症化しやすい変異株の市中感染で、前日の27日までの札幌市の新規感染者は、人口10万人当たり36・2人。道が定める警戒ステージ「5」(25人)を大幅に超えた。秋元市長は「札幌市はまん延防止等重点措置の適用に該当する。同等の厳しい対策が必要」との考えを示し、幼児や小学生など低年齢層の感染拡大にも危機感を募らせた。
また、ワクチン接種は75歳以上の後期高齢者(27万人)を対象に5月24日から開始。65歳以上74歳以下の前期高齢者(27万人)と基礎疾患を持つ人は、後期高齢者の接種状況を見極めながら進める方針を明かした。
道主体の医療従事者への接種はワクチン確保にめどが付き、「5月中に1回目が終了できる」との見方を示した。
5月5日の東京2020オリンピックマラソンテスト大会の実施は「海外選手の受け入れや感染症対策、交通規制などオリンピック大会本番と同様の環境での運営テスト」とし、出場する全選手のスクリーニング検査を行い、感染症対策を徹底した上での実施を強調。市民には、沿道での観戦は控え、テレビやラジオによる観戦に協力を求めた。
















