石炭で走るミニ蒸気機関車(SL)や子ども向けの遊具を備えた体験型の遊び場「柏が丘公園」(愛称ポッポらんど)が29日午前、安平町追分地区でオープンした。胆振東部地震で2年遅れになっていた待望の新施設の開園。町内外から多くの人が訪れ、にぎわいを見せた。
ポッポらんどは、2019年4月に開業した道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」の裏側の敷地内に整備された。芝生のイベント広場に敷いた専用のレールの上を走る通常の6分の1ほどの大きさのミニSLに無料で乗車できるほか、子どもがトランポリン用器具(遊具)のように跳ねて遊べる「ふわふわドーム」を楽しめる。
オープンに先立ち、公園内で記念式典が行われ、及川秀一郎町長が「本来であれば2年前だったオープンに、何とかこぎ着けることができた。多くの子ども連れの方に来ていただけるのでは」とあいさつ。この後、関係者によるテープカットが行われ、SL「D51―320号機」の汽笛で華やかに幕を開けた。
この日はバンジートランポリンや滑り台などのエアー遊具が設けられたほか、まき割りや丸太時計作りが体験できるワークショップなどのブースも用意され、開園に花を添えた。




















