初日から大盛況 エアー遊具に長蛇の列 柏が丘公園「ポッポらんど」 安平

開園早々から列をつくり、人気を集めたまき割り体験

 ゴールデンウイーク初日の29日、安平町追分地区にオープンした「柏が丘公園」(愛称ポッポらんど)。曇天ながら、関係者が心配した雨天には至らず、町内外から家族連れなどが多数来園。通常の蒸気機関車(SL)の6分の1サイズのミニSLに体験乗車したり、特設遊具などで楽しむ子どもたちの笑顔が園内に広がり、終日大盛況となった。

 町民が憩い、胆振東部地震からの復興を後押しすることが期待される施設。開園時間の午前10時前から、隣接する道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」前の国道は、100メートルにおよぶ車の列ができ、その後も同じ状態が続いた。公園入り口からは、開園を告げる汽笛と同時に、この日を待ちわびていた家族連れがどっと入り込んだ。

 ミニSLの乗車体験には予約待ちの家族連れが殺到し、当初の予定より運行の間隔を短くするなど運転士はフル稼働で対応。トランポリンのように跳ねたり、走って遊べる12歳以下向けの「ふわふわドーム」は子どもたちに大人気となった。苫小牧市から家族、友達と訪れた●【99cb】橋倖成君(8)は「踏むと音が出る場所があるのが楽しかった。また遊びに来たい」と笑顔を見せた。

 まき割りや丸太時計作りが体験できるワークショップも、開園1時間足らずで用意した木材などが無くなるほど好評だった。苫小牧市から遊びに来た鈴木千絵さん(9)は「まき割りをして、マシュマロを食べておいしかった」と話していた。バンジートランポリンや滑り台などのエアー遊具のコーナーは、常時、長蛇の列ができた。

 石炭で走るミニSLは5~10月の第2、4日曜日午前10時~午後2時に運行。ふわふわドームは雨天時を除き午前10時~午後4時(夏期は同5時まで)に利用できる。園内は各所に消毒液を設置するなど、新型コロナウイルス感染症対策に配慮して運営している。

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