血糖値を気にせず食べて 新アイスクリーム  販売 溝口農場 安平

血糖値を気にせず食べて 新アイスクリーム  販売 溝口農場 安平
イソマルトデキストリンを加えて提供する生ソフトクリームの商品

 安平町遠浅でソフトクリームを販売する「溝口農場」(溝口孝社長、本社千歳市)が、「イソマルトデキストリン」と呼ばれる水溶性食物繊維を加えた新しいアイスクリームを提供している。慢性的な食物繊維不足を解消するとともに血糖値上昇の抑制、腸内細菌や便通の改善、免疫力アップなどが期待できるという。

 イソマルトデキストリンは、トウモロコシなどのでん粉に微生物由来の酵素の力によって作られる水溶性食物繊維の一種。食品や医薬品、化粧品などの原料、機能性色素の開発・製造・販売を手掛ける林原(岡山市)が開発した。

 同社によると、腸内環境や便通の改善、免疫調節、血糖値上昇の抑制などさまざまな生理機能を持つという。さらに水に溶けやすく、色や味、においに与える影響がほとんどないため、食品に無理なく配合でき、自然に食物繊維も摂取することができる―とされる。

 同店では、アイスクリームの原材料全体のうち4%を水溶性食物繊維(粉状)として配合し、生ソフトクリームやジェラートとして4月23日に販売を開始した。プレミアム生ソフトクリームで税込み430円。将来的には機能性食品の許認可取得も目指しているという。溝口社長は「これまで血糖値を気にしていたお客さんにも気兼ねなく食べてもらいたい。これをきっかけに少しでも健康に過ごす人が増えてくれたら」と話す。

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