酒類提供 終日自粛へ 緊急宣言同等の強い措置 道、札幌市に対し

酒類提供 終日自粛へ 緊急宣言同等の強い措置 
道、札幌市に対し
「まん延防止等重点措置」の適用が決まり、記者団の取材に応じる鈴木知事=7日午後6時30分ごろ、道庁

 政府は7日、新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」(9~31日)を、札幌市を対象地域として北海道に適用することを決めた。これを受け道は、午後7時までとしていた札幌市内の飲食店などに対する酒類提供を、終日自粛を求める方向で最終調整に入っている。期間は12~31日の19日間。鈴木直道知事は7日夜に記者団の取材に応じ「具体的な措置内容については現在、有識者や専門家の意見を伺っている。あす(8日)午後の対策本部会議で正式に決定したい」との姿勢を示した。

 道内では札幌市を中心に通常株から変異株への置き換えが加速し、感染が急拡大。日別の新規感染者数は2日に全道で過去最多となる326人、札幌市でも6日に過去最多の251人に上っている。同市の7日時点の直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は「61・3人」で、道が独自に設定する5段階の警戒ステージで最も深刻な「5」(25人)の基準を2・45倍も上回っている。

 道では6~11日に、札幌市内の飲食店に対して営業時間を午後8時まで(酒類提供は午後7時まで)短縮するよう要請しているが、「まん延防止等重点措置」の適用決定を受け、さらに対策を強化する。酒類提供に関しては終日行わないよう求める方向だ。

 ただ、疲弊する経済への打撃も大きく、一部道議が反発しているほか、札幌市からも疑問視する声が上がっている。調整が難航し7日開催予定だった対策本部会議を8日午後3時からに変更し、最終決着する方針だ。

 この他、床面積が1000平方メートルを超える大規模集客施設に対する営業時短要請や、スポーツなど大規模イベントは5000人を上限、市営地下鉄の終電繰り上げなども検討している。

 知事は「札幌市は医療非常事態宣言を発出するなど、極めて厳しい感染状況」と改めて強調し、「緊急事態宣言と同等の極めて強い措置を講じることによって、何とか乗り越えていきたい」と札幌市民、道民に理解と協力を求めた。

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