大規模災害に備え 浦河署で避難誘導訓練

大規模災害に備え 浦河署で避難誘導訓練
近隣住民の誘導に当たる署員

 浦河署は10日、管内(浦河、様似、えりも3町)で大きな地震と津波の発生を想定した災害警備本部の設置と住民の避難誘導訓練を同署と周辺で実施した。大規模災害時に警察の活動体制を速やかに確立し、各種被害に対応するための訓練。

 同日午前10時すぎに十勝沖で大きな地震が発生し、浦河で震度5強を記録。津波警報も発令され、同署管内各地で家屋の倒壊や道路の陥没、土砂崩れが起きた―という想定。

 佃正広署長を本部長に、15人余りの署員が同署2階に災害警備本部を設置。電話や大判の航空写真、災害状況を書き込むホワイトボード、ランタンなど指揮・対処に必要な機材を手順良く20分ほどで配置した。

 その後、同署に隣接する社会福祉法人「浦河ベてるの家」の入所者や職員ら25人が、署員の誘導で高台までの避難訓練を実施した。訓練終了後、佃署長は「今そこにある危機に常日頃から意識を高め、有事に即応した初動対応を心掛けてほしい」と述べた。

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