苫小牧市柏原で植物工場を操業するJファーム(石島武社長)は、市内農業の魅力を発信する新たな催しを計画している。21日に直売所ピリカを「プチリニューアル」し、市内の農家や農業企業が生産した安全、安心、新鮮な野菜を毎週金・土曜日に販売。6月からは毎月第3土曜日に青空市「Jマーケット」を店開きする。同社は「工業のイメージが強い苫東地域から農業を発信したい」と意気込んでいる。
同社は2014年から苫東地域で、最先端の植物工場を操業し、ミニトマトとベビーリーフを生産。市内外からの視察がひっきりなしで、敷地内で直売所とカフェの施設「ピリカ」を運営しているが、昨年から新型コロナウイルス感染症対策で、団体客の受け入れを中止していた。新たな催しは市内農業の魅力をアピールするとともに、集客の回復を図る一石二鳥の取り組みとして考えた。
まずは自社製品を販売していたピリカのリニューアルで、21日から毎週金・土曜日は自社製品以外の農作物も販売する。従業員らが手作業で売り場のレイアウトを変え、現在の売り場面積(約10平方メートル)と6カ所のブース・テーブルをそれぞれ倍以上に拡大する。イチゴの苫東ファーム、北海道そば製粉など、苫東地域の農業企業をはじめ樽前地区の農家にも出品を呼び掛けている。
同社の営業・総務統括部長、竹内秀智さん(47)は「苫小牧は頑張っている農家が多い。一緒に盛り上がっていけたら」と期待を込め、「コロナ対策もあるので売り場を広げ、『密』にならないように売りたい」と話す。出品を予定している「たるまえ青空市」の野村真理子さん(61)は「東西の農業で協力していきたい。最初は山菜や葉物で数は出せないかもしれないが、7月ごろからジャガイモとか品数を増やしたい」と前向きだ。
さらに6月19日を皮切りに、10月まで月1回ペースで青空市「Jマーケット」を開催。敷地内にテントを並べて店開きする考えだが、同社は札幌市東区の札幌工場でも、同趣旨の取り組みで人気を集めているという。同社OBでコンサルタントの久保良治さん(73)は「苫東地域に行けば面白いものがある、とわくわくしてもらえるような定期的イベントにしたい」と意気込んでいる。
ピリカの野菜販売は午前10時~午後3時。時間内でも売り切れ次第、終了する。問い合わせは同施設 電話0144(84)1820。また同社は出品、出店する農家を随時、募集している。問い合わせは竹内さん 携帯080(8627)8343。
















