町民請願を 不採択 安平町議会 総務常任委 産廃物処分場

町民請願を 不採択 安平町議会 総務常任委 産廃物処分場

 安平町議会の総務常任委員会は、大手産業廃棄物処理業者が町内で産業廃棄物管理型最終処分場建設を計画している件で、町民有志が安全性と周辺地域の暮らしの影響に関する調査を求めた請願を、不採択にすることを11日付で決定した。

 請願は、大手産業廃棄物処理業者「大栄環境グループ」(本社大阪府)の傘下にある安平町内の「DINS北海道」が、町内早来北進で建設計画を進めている産廃物処分場について、安全性と周辺地域におよぼす影響の調査、検証を町議会に求めるもの。請願書には「建設された場合にこの地域の自然が守られ、私たちが安心して暮らしていけるのか不安」との思いなどが記されている。

 しかし、同委員会では「調査の実現の可能性について考えた場合、請願に沿ってできるかは困難」「すでに北海道から認可が下りている中で、町村の権限からわれわれがすべきではない」との意見が多く、不採択とした。ただ、一方で「この不安をどう取り除けるのかは調査する必要がある」「全員協議会、議会の案件として取り上げていくことも必要では」との声も出ていた。

 産廃物処分場の建設をめぐっては、「DINS北海道」が早来北進地区の所有地で計画を進め、すでに道の設置許可を取得。これに対し、町や町民は水質汚染や風評被害の影響を踏まえて反対の考えを示し、いまだ折り合いが付いていない。

 同委員会からの不採択の結果を受け、請願者であり、町民有志でつくる「安平の自然を守る会」の代表でもある内藤圭子さんは「議会と町民が話し合う機会を企画し、生の声を聞いてもらいたい」と理解を求めた。

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