カメルーン選手団 苫小牧で事前合宿―東京パラ 陸上、パワーリフティング

カメルーン選手団 苫小牧で事前合宿―東京パラ 陸上、パワーリフティング
カメルーンのパラ陸上代表選手団が事前合宿で使用する予定の市緑ケ丘公園陸上競技場

 東京パラリンピックに出場する陸上とパワーリフティングのカメルーン代表選手団が、8月に苫小牧市内で事前合宿を行う。東京五輪のイタリアの陸上選手などの受け入れも予定されており、苫小牧の五輪ムードの高まりを後押ししそうだ。

 カメルーン代表選手団の合宿は2月に北海道から打診があり、3月下旬に正式決定した。来日する選手やスタッフの人数は、新型コロナウイルスの影響もあり未確定。代表選手の顔触れも同国内の選考が終わり次第、5月中に決まる。

 選手団は8月2日から同22日までの21日間、市内の宿泊施設に滞在する予定。合宿は苫小牧市緑ケ丘公園陸上競技場と市総合体育館の2カ所を使用する。東京パラは同24日に開幕。パラ陸上は27日、パラパワーリフティングは26日にそれぞれ競技が始まる。

 一方、苫小牧では他国の選手団の受け入れも内定している。東京五輪のイタリアの陸上代表選手が7月中旬に来苫する予定。市緑ケ丘公園陸上競技場で合宿を行う見込みだ。

 合宿期間中の市民の見学は新型コロナ感染対策の観点からまだ決まっていないが、合宿の受け入れは五輪開催に向けた機運醸成の一助となりそう。市としても選手団のサポートに万全を期したい考え。市スポーツ都市推進課は「選手が無事に大会当日を迎えられるようにコロナ対策をしっかり行っていきたい」としている。

 市内のスポーツ関係者からは歓迎の声も。総合型地域スポーツクラブとまこまい・あそび塾傘下クラブの沼ノ端陸上競技スポーツ少年団で指導する島崎鶴松代表は「スポーツに打ち込む子どもたちには、トップアスリートの姿を見て競技に臨む姿勢を見て学んでほしい」と期待する。「交流できる機会があれば苫小牧に来てよかったと思ってもらえるように歓迎の気持ちを伝えたい」と話していた。

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