東京商工リサーチ北海道支社は、4月の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は12件で前年同月比52%(13件)減、負債総額も48・4%(16億1800万円)減の17億2800万円に。4月の倒産件数としては過去最少となった。
地域別では、札幌市が3件で最多。小樽市と北見市でも各2件発生した。原因別では、「販売不振」が6件で半数を占めたほか、「偶発的原因」も3件あった。業種別では、「サービス・他」が5件で最多。以下、「製造業」(3件)、「卸売業」(2件)、「建設業」と「運輸業」(各1件)の順。
新型コロナウイルス関連倒産は6件発生。4月30日現在で累計60件となった。
4月の企業倒産に伴う従業員の被害者総数は68人。1月からの累計は245人となっている。
同支社は、コロナ禍における各種資金繰り支援などが「倒産抑止策として機能している」と分析。ただ、「新規借入が難しい企業にも貸し出しが行われている」ことを指摘し、「通常以上の貸し出しによる『過剰債務』という副作用を招いている」と説明。札幌を中心に感染が再拡大しており、「業績回復ができない企業は厳しい状況に陥り、経営意欲が失われるケースも想定される」と警鐘を鳴らしている。
















