高齢者の新型コロナワクチン接種 半月で予約7割 白老

高齢者の新型コロナワクチン接種 半月で予約7割  白老

 高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種で、白老町が4月28日に開始した予約受け付けに申し込んだ人数は、12日までの半月間で対象者全体の約7割に達したことが町の集計で分かった。施設入所者を除く高齢者の接種率を65%としていた町の想定を既に上回っている。

 町は4月26日、高齢者施設入所者を除き、電話やインターネットで自ら予約をしなければならない65歳以上の町民7112人を対象に接種券を発送。28日から会場や日時の予約の受け付けを始めたところ、今月12日までに対象者全体の69・3%に当たる4931人から申し込みがあったという。

 想定接種率を既に超えたことについて、町の対策室は「変異ウイルスなどの感染拡大の情勢が予約の動きを後押ししているのだろう」と推測。受け付けを開始した当初、1日最大で約900人から予約が入るなど希望者殺到の状況は落ち着いたものの、今でも「毎日100人前後の申し込みが続き、最終的に75%前後か80%近くの接種率になるのでは」と対策室はみる。

 高齢者施設の入所者に関しては、これまでに15施設の計約530人が接種を希望。町の想定接種率90%近くに達しており、17日から医師や看護師ら医療従事者が施設を巡回し1回目のワクチンを打つ。

 入所者を除く高齢者については、28日に公共施設での集団接種を開始。6月1日から町内4医療機関での個別接種をスタートさせる。一方、政府が7月末までに高齢者接種を終えるよう自治体に求めていることについて、対策室は「難しい状況にあるが、地元医療機関に協力を要請し、7月末までに終えられるよう努力したい」としている。

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