安平町の総合型地域スポーツクラブ「NPO法人アビースポーツクラブ」は13日、オンラインでの通常総会を開いた。今年度事業としては、町内から依頼された事業への指導者派遣を引き続き行うほか、昨年度試行的に開催したさまざまな競技を体験できる「スポーツ探検隊」の定期的な実施を検討するなど、町内におけるニーズに対応していくことを確認した。
昨年度の事業実績では、新型コロナウイルス感染拡大の影響でイベントや教室など多くの活動が制限されたが、指導者育成を目的としたクリニックではオンラインながら指導者をはじめ、保護者や教育関係者ら約140人の参加があったことを報告。また、ホームページの開設やSNS(インターネット交流サイト)による情報発信を充実させたことで閲覧者が増えるなど一定の成果があった。
今年度における新規事業は、ピラティスの立ち上げや子どもたちの競技力向上を目的としたパフォーマンスアップ教室、けがをしない体づくりについて考える傷害予防教室などを計画。また、「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」として2023年度以降、休日の部活動を学校教育から切り離し、地域スポーツ活動(地域部活動)に移行していく流れにあることをとらえ、同クラブでも段階的に体制を整える案を示した。中村卓也理事長は「コロナウイルス感染の状況は読めないが、みんなでサポートしながら進めていきたい。23年度に(小中一貫の)義務教育学校が開校するため、ここ1、2年の取り組みが大事になる」と結束を呼び掛けた。
21年度は陸上少年団「厚真スローイングチーム」の安平支部と今年度始動した乗馬クラブ「abどさんこぽにーClub」が新たに加盟し、同クラブは10団体206人となった。

















