生ごみ処理機購入に助成 コロナ禍で増加の家庭ごみ減量へ 苫小牧市

生ごみ処理機購入に助成 コロナ禍で増加の家庭ごみ減量へ 苫小牧市
JFEリサイクルプラザ苫小牧(休館中)に展示しているコンポストや密閉式容器

 苫小牧市は、生ごみ堆肥化容器と電動生ごみ処理機の購入費助成の申し込みを受け付けている。助成実績は近年、減少傾向にあったが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う巣ごもり時間の増加や家庭ごみの増量も背景に一転してプラスに。市ゼロごみ推進課は「購入前にぜひ申請を」と呼び掛ける。

 生ごみ堆肥化容器は、コンポストと密閉式の2種類。いずれも購入費の2分の1、3000円を限度に助成している。

 コンポストは1992年度、密閉式は2009年度に助成を開始し、20年度までに累計9762個の助成実績がある。全額補助した13年度には500個を超えたが、半額助成に戻した15年度は103個、16年度は80個、17年度は53個、18年度は60個、19年度は46個と減少傾向だった。

 20年度はコロナ流行に伴い自宅で過ごす人が増加した影響か、前年度よりも15件多い61個。同課によると、例年4~5月の申し込みが多かったが、昨年は5月中旬~7月にかけて申し込み、問い合わせが増えたという。国からの特別定額給付金支給や、外出を控え、ガーデニングや畑仕事をする人が増えたことも背景にあるとみられる。

 電動生ごみ処理機の助成は購入費の2分の1、3万円が限度額で、01年度~20年度で486台の助成実績があった。17年度以降は1桁台で推移していたが、20年は前年度比8台増の16台と倍増した。

 同課の担当者は「20年度の市内の1人1日当たりの家庭ごみの排出量は580グラム近くになる見通し」と指摘。「コロナ前の目標値である550グラムに戻すべく、多くの市民に利用してほしい。堆肥化するなら、暖かくなるこの時期がお勧め」とアピールする。

 このほか、生ごみ分解処理容器の購入助成も実施中。土の中にいる微生物を活用し、生ごみを消滅させる仕組みでキエーロ、トラッシュファミリーの2種類がある。ベランダや庭の小さなスペースに置くことができる。キエーロは本体3000円で、110リットルの黒土を含む場合は5000円。トラッシュファミリーは本体750円。

 いずれも希望者は、電話または市のホームページで申し込む。生ごみ堆肥化容器、電動生ごみ処理機は助成金決定通知書が届いたら、販売店で希望の容器を購入する。生ごみ分解処理容器は数量限定のため先着順。

 申し込み、問い合わせは市ゼロごみ推進課 電話0144(55)4266。

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