高齢者の集団接種始まる 新型コロナワクチン 市民会館会場に300人

高齢者の集団接種始まる 新型コロナワクチン 市民会館会場に300人
会場となった市民会館のステージ上で集団接種を受ける高齢者ら=15日

 65歳以上の高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が15日、苫小牧市民会館(旭町)で始まり、300人が接種を受けた。14日までの予約件数は個別接種が1万7900件、集団接種が5660件の計2万3560件。6月末までの枠はいずれもほぼ埋まっており、市や市医師会などは予約枠の拡充に努める。

 市などは8、9の両日、医療従事者約800人を対象にした集団接種を先行的に同会場で実施。接種完了までの一連の流れや接種者の動線を確認し、高齢者が接種を受けやすいように接種場所を広くしたり、照明を明るくしたりするなどの変更を行った。

 15日、接種券を手に会場を訪れた高齢者は、受付スタッフから予約の有無や予診票の確認を受け、大ホールへ進んだ。ステージに登壇し医師の予診に答えた後、看護師からワクチンの接種を受けた。車いすの利用者など登壇が難しい人には、ステージ下に接種場所を設けて対応した。接種後は、ホール内の座席で15分以上の経過観察を行った。

 市内錦岡の大浪利昭さん(75)は「やっとワクチンを打つことができて安心。体調も問題ない」と語った。家族に付き添われ、車いすで来場した市内在住の女性(98)も「不便なく接種を受けられた」と笑顔を見せた。

 集団接種は毎週土、日曜日に実施するが6月5、6日は市民会館を使用できず、市保健センター(旭町)を会場にする。かかりつけ医での個別接種は12日に各医療機関で始まった。同日は512人、13日は640人が接種を受けたが、医療機関によっては電話が混雑したり、予約枠がすぐにいっぱいになったりして、予約が取りづらくなっている。

 沖医院(旭町)は、今月末から日曜日にも個別接種を行う方針を決めた。現在は1日20件程度の接種だが、日曜日も実施することで1カ月当たり200~300件の拡大を図りたい考えだ。政府は7月末までに高齢者の接種を終えることを目標にしており、同院の院長で市医師会の沖一郎会長は「市民に少しでも早く届くよう、市内の医療機関にも接種枠の増加を呼び掛け、7月末ごろまでの完了を目指したい」と話した。

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