白老町は、65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種で、集団接種の人数枠を計画の2倍に拡大する方針だ。道内でコロナ感染者が急増している状況を踏まえ、重症化リスクのある高齢者のワクチン接種を加速させる。
町は、萩野公民館や白老コミセンなど公共施設4カ所を会場に、1520人枠の集団接種を28日から始め、7月3日までに2回目接種を終える計画を立てていた。しかし、感染者の急増で16日に北海道へ緊急事態宣言が発令された状況も踏まえ、人数枠を増やして接種の加速化を図ることにした。
医療従事者の協力を得て拡大する人数枠は1656人分。町は、6月1日以降に医療機関での個別接種を予約していた高齢者のうち、7月末までに2回目接種を終えられない1788人を対象に17日、予約変更届けのはがきを送付した。個別接種から集団接種へ変えたい人は、6月11日までに必要事項を記入した変更届けを町へ送り返してもらう。
追加する集団接種の1回目実施日と会場は、町総合体育館が7月9~11日(各日定員330人)、萩野公民館が同16~18日(同222人)。町は「高齢者への接種をより早い段階で終了させたい」と言う。

















