静内警察署(横山博暁署長)はこのほど、東京五輪・パラリンピック開催に伴う犯罪被害防止のための啓発活動を外国人向けに行った。同署で作成した英字のミニ広報紙を牧場スタッフの外国人に配布し、注意を喚起した。
同署の近藤謙作地域課長ら3人が競走馬の生産から育成まで行っている新冠町のメイタイファーム(中山高鹿康代表、スタッフ10人)を訪れた。6人の外国人スタッフに広報紙を手渡し、丁寧に英語で説明した。
スリランカ人のドミンダさん(46)は「情報が得られてよかった」と話し、牧場の中山代表(50)は「スタッフがこの広報紙で五輪や詐欺のことを理解してくれたら」と話していた。
英字広報紙の作成を手掛けた安部隆弘巡査部長は「五輪開催に伴い、外国人にも広報紙を使って詐欺防止の啓発などができたらと作成した」と話していた。
広報紙は、ほか二つの牧場と、管内に居住する外国人に必要に応じて配布する予定。

















