新型コロナウイルス感染拡大による国の緊急事態宣言発令で、安平町追分の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」が臨時休館になったことを受けて併設する農産物直売所「ベジステ」は22、23両日、町内早来、追分地区の畑を借りて、野菜の出張販売を行った。
道の駅が感染症防止対策として22日から31日までを休館したことにより、売り場を失った新鮮野菜を消費者に届けようと、町内や近隣市町の生産者で組織する「道の駅あびらD51ステーション生産者協議会」が企画した。
会員の畑などに特設ブースを構え、収穫期を迎えたアスパラガスやこの時期ならではのギョウジャニンニク、漬物用の摘果メロンをはじめ、山菜、葉物、ジャガイモ、ミニトマトといった野菜を豊富に取りそろえた。
22日は朝から雨が降ったりやんだりとあいにくの空模様だったが、情報を聞きつけた買い物客が、町内外から新鮮野菜を求めて訪れた。
同協議会はコロナ禍による状況をその都度判断しながら、次回以降の出張販売を模索していく。事務局は「このままでは良い時期に取れた野菜が廃棄されることになってしまう。工夫してやっていかなければ」と話す。


















