札幌市の秋元克広市長は、28日の定例記者会見で新型コロナウイルスの変異株による感染拡大で病床が逼迫(ひっぱく)し、100人を超える自宅療養などの待機者が出ていることに、「各区に設置した感染対策室が27日から自宅療養者への健康観察を開始した。在宅酸素や点滴等応急的医療を提供する往診、訪問診療の実施で支援を強化した」と語った。
また、スマホによる健康観察ウェブシステム「こびまる」の利用促進で健康観察体制を充実。自宅療養者の7割が活用しているパルスオキシメーター(血中の酸素飽和度を計測する装置)の配布対象を拡大する考えも示した。
16日から一時的に患者を受け入れている入院待機ステーションは「6床で運用スタート。医師と看護師が常駐し24時間対応で酸素や薬を投与している」とし、「これまで142人が入り、ピーク時は22人を受け入れた。このうちの6割が医療機関との調整で入院。4割は症状が回復し宿泊療養所や自宅に戻った」と説明。今後、病床の拡大を検討していることを明らかにした。
また、6月下旬に市内3カ所目のワクチン集団接種会場として白石区の札幌コンベンションセンターを開設予定。北大から医師の派遣と札幌薬剤師会の協力で、1日2500人の接種を見込むとした。
市長はマスク着用、手指消毒など感染防止対策の基本の徹底とともに、「緊急事態宣言の6月20日までの延長期間は不要不急の外出、市外との往来は自粛をしてほしい」と呼び掛けた。
















