新千歳など道内7空港を管理・運営する北海道エアポート(千歳市、HAP)は、道産品の輸出量拡大を目指し、7~8月に台湾で初の物産展を開催する。北海道の食の魅力を広く発信し、新型コロナウイルス後にインバウンド(訪日外国人旅行者)を誘客する狙いもある。苫小牧市のパン・菓子製造三星など道内11企業が参加し、HAPは「ぜひ成功させて今後につなげたい」と意気込む。
物産展の名称は「北海道スイーツ&リカーフェア」。7月1日~8月14日に台湾の台北、高雄、桃園の3都市で会場を移しながら、道内11企業の焼き菓子やジャム、日本酒、地ビール、海鮮珍味など29品目計約1・5トンを売る計画。5月14日に商品全てを新千歳空港から、チャイナエアラインのエアバスで台湾に空輸した。
コロナ禍による渡航制限で海外の道産品需要が高まる中、HAPは道内企業の海外輸出を後押ししようと、昨年12月から物産展の準備を進めてきた。航空運賃や現地の物流費など一部を負担し、協力業者が輸出手続きを代行。各企業の商品をHAPが委託販売するなど、出品企業の負担を軽減しながら開催するという。
3都市の3会場は、富裕層向けの百貨店から一般客が多いショッピングモールまで幅広く、HAPは「出展する企業のテストマーケティングになれば」と期待。「台湾は新千歳との直行便があり、現地の方は北海道が好き。パンフレットも置いて北海道観光をPRし、コロナ後の誘客を促進したい」としている。
胆振・日高から唯一出展する苫小牧市の三星は、菓子「ハスカップラングドシャ」120箱を輸出した。同社は「賞味期限が半年もつことを確認するなど、海外輸出は国内向けとは対応が異なる」とし、「海外にPRする足掛かりにしたい。どのような客層に買ってもらえたかなど、結果をフィードバックして商品開発につなげる」と話している。
















