まん丸としたパンに、たっぷりのクリームを挟んだイタリア・ローマ発の菓子パン「マリトッツォ」が人気だ。かわいらしい見た目から、SNS(インターネット交流サイト)のインスタグラムでは「#マリトッツォ」のハッシュタグで6万9000件(31日現在)を超える投稿が寄せられており、苫小牧市内でも取り扱い店舗が増えている。
イタリアンレストラン・トンチーニ(末広町3)では、本場のマリトッツォ(税込み500円)を味わえる。SNSで需要の高まりを感じ、4月中旬に製造、販売を始めた。伝統の味わいにとことんこだわり、イタリア人シェフのトンチーニ・マイケルさん(25)が、母国から持ち込んだレシピ通りに作っている。「イタリアではカプチーノと一緒に朝食として出てくる」とマイケルさん。甘さ控えめのクリームがたっぷり挟まれたパンはむっちりとした食感で、オレンジピールが練り込まれており香りも爽やか。「このパンを朝食にしたい」とパンのみを購入する客も多いという。
24日、市内北光町の会社員女性(50)はテークアウトを利用。「マリトッツォはたっぷりのクリームが魅力。トンチーニでの購入は初めてなので食べるのが楽しみ」と声を弾ませた。この日は40個弱の予約があり、飛ぶように売れたという。売り切れることもしばしばあるため、マリトッツォは現在完全予約制で販売している。問い合わせは同店 携帯電話080(7243)8506。
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焼き菓子かぎねこ(高丘9)は、1個300円台の変わり種のマリトッツォを製造、販売している。27日に店頭に並べていたのは無農薬のレモンを使用したレモン味と、濃厚なピスタチオペーストをクリームに練り込んだピスタチオ味の2種類。これまで、ティラミス味やイチゴ味、塩漬けのサクラの花びらをあしらった「さくら味」なども販売してきた。
店主の今野志保さん(40)はマリトッツォのかわいらしい見た目に心を奪われ、4月上旬に取り扱いを開始。以来、人気商品の一つになっている。「どの年代からも人気」と言い、1日30個以上を作っても連日完売しているが、「ぜひ一度味わってほしい」と呼び掛ける。問い合わせは同店 携帯電話090(6897)7505まで。
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菓子製造・販売のもりもと(本社千歳市)でも「贅沢(ぜいたく)クリーム(同280円)」と「抹茶クリーム&どら焼きあん(同300円)」の2種類を取り扱っている。イオンモール苫小牧店(柳町3)では、平日でも完売するほどの人気ぶり。抹茶クリーム&どら焼きあんは30日までの限定商品の予定だったが、同社は「好評につき販売期間を延長する。贅沢クリームも販売を継続していく」(広報)とし、ロングセラー化に期待を寄せた。



















