苫小牧市社会福祉協議会は6月、花壇整備や高齢者宅のごみ分別など限定的な内容に特化したボランティア活動を推進する「だけボラ」事業をスタートさせる。新型コロナウイルス流行下での新たなコミュニティー形成を視野に入れた試みで、まずは市内3カ所で農園ボランティアを開始。野菜作りが得意な人、地域内で孤立しがちな高齢者らでチームを組み、交流や見守り活動を活発化させたい考えだ。
これまでも住民のつながりの希薄化を防ぎ、支え合う地域社会を目指してふれあいサロン事業を中心とした集いの場づくりを支援してきた市社協。新型コロナの流行でふれあいサロンや見守り活動が停滞する中、高齢者を孤立させない新たな仕組みが必要―と、「だけボラ」事業を企画した。
地域の花壇整備「だけ」、高齢者宅の庭の雑草抜き「だけ」など従来のボランティアよりも、活動内容を絞っているのが特徴。より多くの市民が気軽に参加できる仕組みをつくることで住民交流の活発化、生きがいの創出、支え合い、見守り活動の推進などにつなげたい考えだ。
コロナ流行下であることを踏まえ、まずは屋外での活動から着手。錦岡と沼ノ端にある市のふるさと農園と北光町の未来の森公園分区園の3カ所での農園ボランティア、通称「だけボラ農園」を近くスタートさせる。野菜作りに関心のある市民のほか、独居の高齢者ら地域住民による見守りを必要とする人などを1地区につき5人ほど集め、農作業を通じて顔が見える関係性を築いてもらう。
活動の頻度は、1~2週間に1回程度を想定。参加者に地域貢献につながることを実感してもらうため、収獲した野菜は市内の子ども食堂などに寄贈する予定だ。
市社協地域福祉課の千寺丸洋課長は「ほんの少しの手伝いがあれば、高齢になっても自宅で暮らし続けられるという人は多い。『だけボラ』を通じて、困っている人や孤立している人をみんなで支え合える地域づくりを進めたい」と意気込む。
問い合わせは市社協地域福祉課 電話0144(32)7111。
















