2018年9月に発生した胆振東部地震後、道が厚真町の表町公園に設置し、その後解体した応急仮設住宅跡地の整備が、おおむね完了した。現在は芝生を養生している期間で、生育が順調に進めば今月中旬にも開放する見通し。震災から約2年9カ月が経過し、市街地にある公園が元の景観に戻ってきた。
公園はもともと、町の一大行事「あつま田舎まつり」などのイベント会場にもなっていた。しかし、地震により自宅が全壊するなど住まいを失った町民向けに、道がプレハブ型の応急仮設住宅36戸を敷地内に建設。その後、自宅を再建したり、昨年10月末までに完成した災害公営住宅に引っ越したりして、災害救助法による2年の入居期限までに、入居者全員が仮設住宅を出た。
道は11月から解体作業などを進め、5月末に完了。現在は公園内に再び芝生を張って養生に充てており「15日までにはすべて完了するのでは」と話している。
このほか、町内本郷地区の応急仮設住宅跡地の整備も5月末で終え、安平、むかわの両町を含め、3町の仮設住宅はすべての撤去された。




















