新ひだか町静内西川の国道235号から道道796号を北に約5キロ入った脇道で、高級食材として海外で重宝されている希少な食用キノコ「アミガサタケ」が見られた。
北半球の温帯以北や日本全土で見られるアミガサタケ科アミガサタケ属に属する子嚢菌類の一種。子実体の頭部は類球形や卵形で、淡黄白色や帯赤褐色となり、蜂の巣状のくぼみのような集合体となる。柄は太く、白色か淡黄褐色で、表面はざらついている。高さは5~12センチで、発見したアミガサタケは10~12センチ。5本ほど見られた。
フランスやイタリアでは高級食材とされ、生では食べず、乾燥したものを水で戻して調理されることが多い。生クリームやバターと相性がいいとされ、グラタン、シチュー、ピザ、オムレツなどの素材としてよく使われる。
日本で食用にされた歴史はほとんどないが、辛子あえや炒めものに用いられることもあるという。

















