財務省元職員妻が札幌で会見 「赤木ファイル」全面開示を

財務省元職員妻が札幌で会見 「赤木ファイル」全面開示を
「赤木ファイル」の全面開示を求めて記者会見した妻の雅子さん=4日午後4時50分ごろ、道政記者クラブ

 森友学園への国有地売却に関する決済文書改ざんを強いられ、2018年3月7日に自殺した財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時54歳=の妻雅子さん(50)は4日、道庁の道政記者クラブで記者会見し、「いまだに夫がなぜ、死ぬまで苦しい思いをしたのか、真実が分かりません」と訴え、23日に大阪地裁で開かれる国などに対する損害賠償訴訟の口頭弁論で、俊夫さんが改ざんの経緯を記した文書「赤木ファイル」を提出する国に対し、全面開示を求める姿勢を示した。

 雅子さんは、夫が残した「赤木ファイル」を「黒塗りをされないため」と全国行脚を開始している。沖縄、高知、長野と回り、今回が4カ所目で記者会見形式で開くのは初めて。「この事件は大阪で起きたのですが、地方に行くともう忘れている方も多いことに気付いた」と説明。「やっぱり地方紙とか、地方の民放テレビに報道していただくことが、国民の皆さんに伝わる一番いい方法だと思いました」と全国行脚の理由を語った。

 俊夫さんについては「家ではなかなか職場の話はしなかったんですが、改ざんについては犯罪行為をしてしまったと言っていました。手記も残されています」と振り返った。ただ、俊夫さんが亡くなった年の6月に出た財務省の調査報告書では「夫のことは名前すら出ていないし、夫が改ざんを苦にして自殺したことも全く出ていなかった」と指摘。「夫がどんな指示をされて、どんなふうに苦しんだのかとか、全く分からない状態です」と話した。

 「赤木ファイル」を23日に国が提出することに関しては「これまであるとも、ないとも返事を頂けなかったので、とてもうれしく思います」としながらも、「国が黒塗りをせずに、せめて名前、どういう指示があったのか。本当のことを出してほしい」と強調。そして「再調査を進めてくださるように、今後も活動をしていきます」と決意を述べた。

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