新型コロナウイルス感染防止で臨時休園している苫小牧市美沢のノーザンホースパークが、レストランの味を家庭に届ける事業に力を入れている。オリジナル食品ブランド「ノーザンテースト」を立ち上げ、パンや食事メニューなどのオンラインショップ販売を強化。今月からレストランメニューの宅配事業も広域で繰り広げ、コロナ下の巣ごもり需要増に応えている。
同テーマパークは競走馬の生産・育成牧場、ノーザンファーム(安平町)が母体。新型コロナウイルスの緊急事態宣言に合わせ、5月16日から臨時休園しているが、同パークのマーケティング室は「パーク自慢の味をご自宅で楽しんでもらいたい」とアピールする。
食品ブランドの立ち上げは昨年4月、同じく宣言下で臨時休園した際、パンとデザートのオンラインショップ販売を始めたことがきっかけ。パンは当初週20~30食に限定したが、完売続きの好評で手応えをつかんだ。同9月にパスタソースの販売を始め、その後カレーやビーフシチューなど商品を増やした。
ブランド誕生は3日付。「社台グループの原点」という大種牡馬の名前をそのまま使い、パン、デザート、食事の計15種類で開始。本格的な味が損なわれないよう、レストランのシェフが食材選びや衛生管理、パックまで一貫して行っている。商品は冷凍にして配送するため、商品ごとに解凍方法の説明文を添える。
ブランド化で新メニュー開発にも力を注ぐ。「食パンの食べ比べセット」(税込み980円)は、道産小麦「つるきち」を材料にもちもちとした食感の食パン、鶏卵生産量全道一の千歳産卵をふんだんに使ったブリオッシュ生地など、高級食パン3斤をセットにした。新商品のオマールエビのトマトクリームを入れたパスタソース4種アソートセット(同2800円)など期間限定商品も随時展開する。
1日からは同ブランドとは別に、宅配事業「デリバリーランチ」を開始。苫小牧中心部~東部、安平町、千歳市を対象に午前10時~午後1時、レストランメニュー注文5個以上を条件に配達している。ハッシュドポーク(同750円)、特選カツカレーや煮込みハンバーグ(同1200円)など6種類。申し込みは配達希望日の前日までで、注文状況によっては調整もある。緊急事態宣言中は続ける予定だ。
ブランド商品は「同パークオンラインショップ」で、宅配は「同パーク公式ホームページ」でそれぞれ取り扱っている。
















