むかわ町道の駅「四季の館」で13日まで、新型コロナウイルス感染症の特徴や予防策について伝えるパネル展が開かれている。来館者の視覚に訴え、感染症対策を呼び掛けている。
町内で5月中旬以降、感染者が相次いでいる状況を踏まえて町が企画した。町内では穂別地区の高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生。10日時点で48人(回復者を含む)が感染し、このうち4人が亡くなっている。
ロビーに、北海道から借りたA2サイズのパネル50枚ほどを展示。ウイルスは日常生活のどこにでも存在することや人の移動によって感染拡大することをはじめ、マスクの着用、3密(密閉、密集、密接)の回避、手洗い・うがいの徹底を訴える。
また、大人数での長時間の会食など感染の要因となる行為、仕事後の休憩時間や集団生活など感染確率が高まる場面なども紹介。感染者などに対し、偏見を持ったり誹謗(ひぼう)中傷したりしないよう呼び掛けている。
町によると、パネル展は16~20日、穂別地区の町民センターに会場を移して開く予定。町総務企画課は「(新型コロナについては)うわさなどで誤解されている部分も多い。感染しない、させないための正しい知識を身に付けてほしい」と話す。

















