日本水彩展 工藤さんが初入選、覚生川描いた「晩秋を流る」

日本水彩展 工藤さんが初入選、覚生川描いた「晩秋を流る」
入選作と同じ構図で描いたもう一つの「晩秋を流る」と工藤さん。入選作は東京で展示中

 苫小牧市明徳町4の絵画講師工藤幸俊さん(72)が、日本水彩画会主催の第108回日本水彩展に市内西部を流れる覚生川を描いた「晩秋を流る」(116.7センチ×91センチ)を出品し、初入選を果たした。全国から寄せられた1177点のうち、会員・会友らを除く一般686点の中から選ばれた。市内からは唯一の選出となった。

 「晩秋を流る」は、2020年11月の覚生川の流れや落葉が風に舞う森の様子を巧みな筆致で描いた。同会所属の知人から出品を勧められ、絵筆を執った。道内の入選者34人のうち初入選は、工藤さん含め10人という。25人の審査員の一人で、小樽市の水彩画家三留市子さんは「作品は賞候補に最後まで残っていた。惜しくも入賞には至らなかったが見事な筆致で将来が楽しみ」と高く評価した。

 工藤さんは1949年砂川町(現砂川市)出身。旭川や白老などをへて、2004年に苫小牧に移住。定年を控えた14年10月に苫小牧の絵画講師木村好さん(86)に師事した。同年、苫小牧美術協会会員となり、15年10月には作品「樹影」が道展に初出品、初入選を果たした。16年から道展苫小牧支部会員。

 「晩秋を流る」は、光を受けて流れる川の水面に躍動感があり、岸辺の木立からは落葉のざわめきが感じられる動きのある力作。出品に当たって、入選したものと同じ構図の作品=写真=を制作。自信のある方を出品したという。

 工藤さんは「お褒めの言葉もいただき恐縮しきり。今後も時間をかけて腕に磨きを掛けたい」と語る。入選作は13日まで東京都美術館で展示。7月13~18日、札幌市民ギャラリーで開催される第61回日本水彩画会北海道支部展でも披露される予定だ。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る