苫小牧市勇払の自動車部品製造業、トヨタ自動車北海道(北條康夫社長)は11日、2021年3月期(20年度)決算を発表した。売上高は3年連続で過去最高を更新する2037億円で、初めて2000億円の大台に乗った。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受けたが、夏以降は急速な回復で増産。今年2月に生産ラインを増強するなど、コロナ下にあっても快走が続いている。
売上高は前期比約12%(約224億円)増。製品販売数は自動変速機(AT)、無段変速機(CVT)、ダイレクトシフトCVTなどの「トランスアクスル」が同約13%(約17万9000台)増の159万3000台、「トランスファー」は同約13%(約7万台)減の46万9000台。
昨年はコロナの影響で2月に中国の完成車工場が停止し、同社も減産を余儀なくされた。国が緊急事態宣言を出した4月からは国内向けも減産し、6月には生産ラインの非稼働日も設けるなど大打撃を受けた。一方で、従業員3400人規模を維持し、ラインの改善を業務とするなど反転攻勢に備えた。
国内外で自動車需要が回復した7月から生産量が戻り、8月にはほぼ減産前と変わらぬまでにV字回復。特にハイブリッドトランスアクスルの新機種は、新車「ヤリス」シリーズに搭載されており、ラインは定時能力(月産2万台)を超える水準に増えた。
今年に入ってからも増産基調で、今年2月には「ダイレクトシフトCVT」の能力増強ラインの稼働を始めるなど、コロナ下の影響を感じさせない好調ぶり。同社は「トヨタ自動車(愛知県)の車両販売が好調だった。今年度も計画通り生産している」と説明している。
















