苫小牧市日新町地区で熱供給事業を担ってきた苫小牧熱サービス(苫小牧市)が2023年度に事業撤退する問題で、苫小牧市は同地区の市営住宅と市所有施設の個別暖房・給油化を前倒しで進めるため、21年度一般会計補正予算案に設計業務費として計3395万円を計上する。17日開会の市議会定例会に同予算案を提出する。
個別暖房化の対象となるのは日新町3、4にある市住7棟150戸程度と、▽アブロス日新温水プール▽日新小学校▽日新児童センター▽いとい北保育園▽集会場―の5施設。
設計業務は、市住7棟分の個別暖房化に修繕費などを加え2908万円を計上。市住は建て替えを計画していたが改修にとどめ、他地域の市住建て替え時の仮入居場所にも活用する。予算成立後、住民への説明会を適宜開催する考え。改修工事は22~23年度に予定している。温水プールは熱源改修に伴う機械・電気設備の設計業務に487万円を計上し、22年度に工事を終える予定。残る4施設も同社の事業撤退前に暖房体制を整える。
市によると、個別暖房化に伴う概算事業費は市住で約2億6000万円、5施設で約2億4000万円の計5億円で、国費や起債を除いた市の一般財源は約8000万円に上る見通し。一方、28年度までの熱供給事業を条件に同社に支払う約束だった供給戸数減に伴う補償費や燃料費が不要になるため、約4億6000万円が削減できると試算している。
















