苫小牧署(菊地健司署長)は16日、高齢女性を狙った特殊詐欺被害を未然に防いだとして、苫小牧信用金庫中野支店の派遣社員片桐洋子さんと同支店長代理五十嵐絢香さんに感謝状を贈った。
同署などによると1日午前11時ごろ、同支店のATM(現金自動預払機)コーナーで、片桐さんが70代女性から「ATMに着いたら電話するよう言われたがつながらない」と相談を受けた。市役所職員を名乗る男からの電話で「介護保険料が戻ってくる」と言われたという。男が市役所には来ないよう指示していたことなどを聞いた片桐さんは詐欺を確信。上司の五十嵐さんに報告して2人で女性を説得し、被害を防いだ。
同署の署長室で感謝状を受け取った片桐さんは「直接被害防止に関われたのは初めて。今後の勤務で経験を生かしたい」と笑顔。五十嵐さんに代わって出席した本田毅支店長も「社内で共有し、職員全員で詐欺被害防止に対する意識を高めたい」と語った。
同署は「市役所職員が電話でATM操作を指示することはない」と指摘。最近はコロナワクチン接種の順番を優先すると言って現金を要求する手口も出てきており、「ATM操作を指示したり、個人情報を聞き出したりする電話は詐欺。すぐに通報を」と呼び掛けている。
















