とまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域)厚真支所は17日、厚真神社で恒例の農業まつり豊穣(ほうじょう)祈願祭を開いた。農協役員をはじめ行政、農業関係者ら約30人が出席し、今秋の豊作を祈った。
今年で42回目となる同祈願祭。例年、この時期に開催される「あつま田舎まつり」に合わせて行っていたが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期となったため、同神社で執り行った。
玉串の奉納など神事の後、主催者でもある同農協の宮田広幸組合長は「今年は雪が少なく、水不足が心配されたが、雨もあって各作物の作業は順調に進んでいる。今年の作柄が良好なものになれば」とあいさつ。
来賓の宮坂尚市朗町長は「(胆振東部地震で被害を受け)まだ自宅の再建に悩んでいる方や、農業の完全復旧に至っていない方もいる。課題を一つ一つ克服し、乗り切っていくためには各生産者の発展が必要になる」と激励した。

















