苫小牧海事事務所は、2020年度のフェリー輸送実績をまとめた。旅客数は新型コロナウイルスの影響を受け、前年度に比べ44%減の47万4976人。21年3月に旅客数が前年同月に比べ14カ月ぶりに増加した一方、乗用車や自動二輪、バスが軒並み減少した。
同事務所によると、苫小牧港発の上り便は、44・4%減の22万9282人。全7航路でマイナスとなり、新日本海フェリーの新潟便が62・3%減、同社の秋田便が54・8%減、太平洋フェリーの名古屋便が45・6%減など落ち込みが大きかった。
下り便は、43・6%減の24万5693人。新日本海フェリーの秋田便54・5%減、太平洋フェリーの仙台便51・1%減、商船三井フェリーの大洗便40・4%減、川崎近海汽船の八戸便38・6%減などフェリー会社4社で減少が見られた。
月別では、昨年4~5月の緊急事態宣言の影響で、5月の旅客数が2万5332人と前年同月(8万6728人)に比べ70・8%減少。今年3月は4万5314人(前年同月比9・3%増)と20年1月以来、14カ月ぶりに旅客数が前年同月の実績を上回った。
トラックは前年度比3・1%減の53万2445台、乗用車は35・4%減の16万1295台、自動二輪が46・9%減の1万8274台、バスが58・3%減の586台だった。
商船三井フェリー苫小牧支店の担当者は「今年も北海道が緊急事態宣言の対象となってから旅客が減った。5月は前年より悪いかもしれない。感染者数の減少やワクチンの普及に期待するしかない」と話した。
















