及川町長「丁寧に 説明していく」 学校統合問題

及川町長「丁寧に 説明していく」 学校統合問題

 安平町議会定例会は22日、本会議を続開し、3氏が一般質問を行った。町が固めた早来、遠浅、安平の3小学校と早来中学校を2023年度開校の義務教育学校に統合する方針に対し、及川秀一郎町長は一部保護者から説明不足を指摘する声があったことを認め、「その点を反省しながら、広報などさまざまな手段で丁寧に説明していく」と述べた。

 議員からは「大事なことは周辺住民の理解を得ること」「(地域住民と)しこりを残したまま最終決断するのか」との声も上がり、町教育委員会の種田直章教育長は今後の進め方について、「25日に開催される検討会での意見を踏まえて、考えていきたい」と答弁した。

 議案審議では、早来大町東公営住宅、教員住宅の解体に当たり、アスベスト(石綿)の除去を含めた解体工事費用を盛り込んだ2021年度一般会計補正予算案を原案通り可決。工費は公営住宅に370万円、教員住宅に450万円をそれぞれ盛り込んでいる。

 このほか、チャレンジショップに使用するトレーラーハウス2台の取得や、道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」の指定管理者を22年4月からの5年間、あびら観光協会に引き続き委託するなどの議案13件も可決した。

 本定例会は、当初22日までとしていた会期を23日まで延長した。

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