苫小牧市 ごみ削減へ新規事業、SNSやスマホアプリ活用、こども議会の提案踏まえ

苫小牧市 ごみ削減へ新規事業、SNSやスマホアプリ活用、こども議会の提案踏まえ

 苫小牧市は今年度、ごみ削減に向け、市民の協力によるSNS(インターネット交流サイト)での情報発信やスマートフォンアプリを用いた食品ロス対策などの新規事業に乗り出す。2020年度の「こども議会」での児童生徒からの提案を受けた試み。地域清掃やリユース(再利用)、不法投棄撲滅活動にも取り組む。

 SNSでの情報発信は、市民から環境美化やごみ減量、リサイクルをテーマに動画を募集。ユーチューブやインスタグラムといった動画サイトに投稿する。動画はごみ拾いや生ごみ削減レシピなどを自由に撮影してもらいたい考え。秋口に募集を始め、早ければ11月ごろの発信を目指す。

 食品ロス対策は、飲食店などから賞味期限が迫った食材の情報を募り、市の「ごみ分別アプリ」を通じて市民に割引価格で購入を呼び掛ける。

 食材を販売するのは、宴席で乾杯後25分間と最後の10分間、料理を食べる時間に充て食べ残しを減らす「2510(ニコとま)運動」推奨店として市の認定を受けた飲食店。各店が随時、食材の余りや値引きの情報を市に連絡し、市がアプリを通じて市民に周知する仕組みだ。

 食材の購入、受け渡し方法など具体的な内容が決まり次第、事業を周知。秋をめどに実施する。

 このほか、不要になった食器類を持ち寄って交換するリユースイベントや小中学生と地域住民がごみ拾いを通じて親睦を深める活動も計画。市職員、市民合同の不法投棄撲滅パトロールも予定している。

 20年度のこども議会に参加した現在、ウトナイ中2年の市川葵さん(13)は「(若者が使う)動画アプリで情報発信するのがいいと提案した。実現すると聞いて驚いた。ごみが減るとうれしい」と話した。

 こども議会は、市のリーダー養成事業の一環。20年度はごみがテーマで、昨年9月から小中学生計16人がごみ減量、不法投棄、食品ロスの3班に分かれ、グループごとに議論し今年3月、市役所で岩倉博文市長らに対策を提案した。

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