新型コロナウイルス禍に伴う入国制限で、苫小牧市内の小中学校では英語を教えるALT(外国語指導助手)の増員が遅れている。市教育委員会は昨年度、国の外国青年招致事業(JETプログラム)を活用し、ALTを6人から14人に増やす計画だったが、現時点で1人増の7人にとどまっている。
外国語教育のアシスタントとして、教科書の音読や日頃の学校生活の中での交流を通して子どもたちに英語を教えるALT。同市は、1987年から招致している。
市教委は小学5、6年の英語教育強化の一環で、昨年9月から市内14中学校区に1人ずつ配置する計画だったが、コロナ禍で新任者が来日を見合わせる状況が継続。ALTの増員は同年8月、十勝管内清水町から来苫した1人にとどまっている。
市教委によると、北海道への緊急事態宣言が解除され、新たなALT2人が今月中にも入国する見通し。実現すれば、東京都内での体調管理や研修を経て2学期から配置したい考えだがコロナの感染状況によっては、来日延期の可能性もあり、「計画を立てにくい」(指導室)と気をもむ。
苫小牧東学校区には今年度4~7月、オーストラリア出身のALTテンジン・ベレニさん(28)を配属。今月7日に行われた苫小牧東中1年生の授業では、教科書の音読や発音をアドバイスしていた。温井蓮さん(12)は「外国の人に親しみを持つきっかけになり、英語との距離が縮まっている」と話していた。
同校は昨年度から、ALTによる放課後の英語教室を重ねるなど取り組みを強化している。
















