苫小牧市は24日、市役所本庁舎で第36回危険業務従事者叙勲と、2021年春の叙勲の伝達を行った。瑞宝双光章を受けた元消防長の奥井繁昌さん(73)=花園町=と瑞宝単光章を受けた元消防団分団長の藤川博司さん(69)=音羽町=に、岩倉博文市長から賞状と勲章が手渡された。
奥井さんは1967年4月から2009年3月まで苫小牧市消防本部に勤務。42年間にわたる消防活動の功績が評価された。中でも2003年9月に発生した出光興産北海道製油所タンク火災を「人生最大の災害」と振り返る。当時警務課長で、指揮班長として作戦の立案や全国から来た応援隊との連携調整を担当した。後に経験を買われ講演依頼に応じたり、視察に訪れた消防関係者の案内役なども引き受けたりしたという。
藤川さんは1976年4月から2019年3月までの43年間、消防団員として活動。79年6月に春日町の工務店で起きた深夜の建物火災では、1本当たり10キロ近い放水用の延長ホースを3本担いで奔走するなど活躍。「いつもは2本担ぐのが限界だったが火災現場では力がみなぎった」と目を細める。
伝達式で岩倉市長から長年の功績をたたえられた奥井さんは「関係者のおかげ。感謝したい」と喜び、藤川さんは「驚き。自分がもらえるとは思わなかった」と話していた。
















