厚真町をはじめとする胆振や北海道の農業発展に貢献し、2021年春の叙勲で旭日単光章(農業振興功労)を受章したとまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域)の元代表理事組合長、浅野勝善さん(80)=厚真町宇隆在住=の伝達授与が28日、町役場で行われた。胆振総合振興局の谷内浩史振興局長から、勲記と勲章が贈呈された。
浅野さんは、旧厚真町農協の担当理事として経営の継続や改善、安定化に向けて手腕を発揮し、1998年に組合長に就任。高品質米を選別したブランド米「たんとうまい」を誕生させるとともに、町内における1万トン規模のカントリーエレベーター(たんとうまいステーション)の建設に尽力した。
2001年には胆振東部にあった6農協が合併して発足したJAとまこまい広域の初代組合長に就任。不良債権処理や財務の健全化、組織経営基盤の安定化を図ったほか、共同利用施設を整備して米や麦、豆類の出荷率向上につなげ、農協経営の確立、地域農業や組合員の経営安定に大きく貢献した。並行してホクレン農業協同組合連合会の理事として、ブランド和牛生産にも寄与した。
伝達式には町や農協の関係者が祝福に駆け付けた。宮坂尚市朗町長は「長い間、町の農業の振興にご尽力いただき、カントリーエレベーター建設のほか、胆振東部地震で少し足踏みしたが、悲願の厚真ダム建設にもお力添えをいただいた」と謝辞を述べた。浅野さんは「(厚真町は)農業の町だという姿勢を引き続き行政に持ってもらい、自分なりにできることをしたい」と話していた。

















