安平町早来地区の早来、遠浅、安平3小学校の4年生は29日、白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)で7月6日に予定している見学学習に向け、3校合同の事前学習を遠浅小体育館で行った。
町内で開講している公営塾「あびらぼ」が、教員を支援する「センセイサポート」を活用。あびらぼのスタッフがメイン講師を務め、授業を進めた。
児童たちは、アイヌ民族が実際に漁や狩り、山菜採りに使った木の棒で「カリプ・ペカプ」(輪差し)を遊び感覚で体験したほか、「アラピラペッ」(安平)、「ト・サム」(遠浅)、「サクル」(早来)といったアイヌ語の身近な地名を学習。民族衣装や食生活などについても学びを深めた。
遠浅小の佐藤心さん(10)は「アイヌの人たちの言葉の意味が分かってよかった。今の人たちとアイヌの人たちのどんなところが同じで、どこが違うのかを調べたい」と話していた。

















