苫小牧市見山町のパン店、ル・ブーランジェオゾを運営するOZOの小野洋社長(44)は、パン店の開業を目指す人を支援する新会社「フードイノベーションジャパン」を市内ときわ町に設立した。本州資本のパン店進出が相次ぐ中、道内のパン業界を守り、安心な道産食材を広めるため、製粉会社などとも協力し、開業希望者に自身が培った技術を伝える。
小野社長は10代から20代にかけての修業時代、道産小麦の良さに気付き、2006年に29歳で独立後、店舗で道産食材を積極的に活用している。「輸入小麦で出たアレルギー反応が、道産小麦ではなかった。おいしく、また食べたいと思う物を追求し、余計な添加物を入れないことにたどり着いた」と語る。
新会社では、開業した店の食材の仕入れや開業後のサポートなどを行う。製粉会社の協力を取り付け、塩や砂糖などが入った小麦粉を開発し、ある程度訓練を積めば簡単にパンを作ることができるようにした。機械も設備会社から格安で仕入れて販売し、出店者の初期投資を抑えられるようにする。
開業希望者の募集は詳細が決まり次第行う方針。小野社長は「多くの方に協力していただいた」と新会社への支援に感謝し、「独立して15年、営業を続けた自負がある。道産小麦を扱ってきたノウハウをすべて教えたい」と意気込みを語った。
















