むかわ町は1日、1人暮らしや寮生活を送るなど地元にゆかりがあり、町外に住む学生を支援する「むかわっ子応援事業」の受け付けを開始した。新型コロナウイルスの感染拡大により、自粛生活を強いられている学生に米やそば、レトルト食品、チーズなどの特産品から好きなセットを選んでもらって届ける。
コロナ禍でオンライン授業を受けることになったり、なかなか帰省できなくなったりする中、町を離れて生活する「むかわっ子」を古里から応援しようと、昨年に引き続き実施する。保護者が町内に在住し、町外で学生生活を送る中高校生や大学・短大生、大学院生、専門学生が対象となる。
今回は町内事業者の幅を広げ、商品をリニューアル。米2キロとだるまそばなどを組み合わせたAセット、米5キロとほっきカレーなどのBセット、3種類のチーズにサイダー、ラー油、シーフードカレー、鮭のコンフィを加えたCセットを用意した(いずれも5000円相当)。申し込み期間は8月末までで、商品は応募から10日前後で届く予定。
町によると、昨年度は93人が利用。今年度は最大100人分を想定し、手数料と合わせて70万円を2021年度一般会計補正予算で計上した。担当者は「社会情勢の変化で大変なことも多いが、特産品を食べて少しでも元気になってもらえたら」と話している。
むかわ町出身で、今年プロ野球・千葉ロッテマリーンズに入団した河村説人投手が「むかわっ子応援事業」に合わせて激励メッセージを寄せた。町が球団の承諾を得て発表した。
河村投手は、十勝管内芽室町の白樺学園高校で夏の甲子園に出場したほか、プロ入りまでの4年間を北広島市の星槎道都大学で過ごすなど、自身も中学校卒業後は町外で生活した。
町を通じ、「生まれ育ったむかわ町を離れてでも、自分の夢、目標に向かって頑張っている学生の皆さんを応援しています。ともに頑張りましょう」と呼び掛けている。






















