「ペタンク」に挑戦 厚真中1年生 新しいスポーツ楽しむ

「ペタンク」に挑戦 厚真中1年生 新しいスポーツ楽しむ
ペタンクを体験する厚真中の1年生たち

 厚真中学校(阿部隆之校長)の1年生が6月29日、町内本郷のかしわ公園野球場で、フランス発祥のスポーツ「ペタンク」を体験した。生徒22人と教員ら、全員が初めての挑戦。慣れないながらも、新しいスポーツに触れる貴重な時間を過ごした。

 ペタンクは、コートの中で「ビュット」と呼ばれる木製の標的球に鉄のボールを投げ、どれだけ近いかを競う。標的に近い球の数だけ得点になるといったカーリングに似た部分があり、競技は通常3人1チームで行う。

 同校はレクリエーションを兼ねた集団づくりの一環として、「普段できない競技に挑戦しよう」と企画。安平町ペタンク協会のスタッフを講師に迎え、投げ方やルールなどのアドバイスを受けながら、8グループに分かれて試合を行った。生徒たちは鉄球のスローイングに悪戦苦闘しながらも、その都度グループで作戦を立て、頭脳戦を繰り広げた。橋場凰太郎さん(12)は「ビュットにボールを集めるのが難しかったが、楽しくできた。できればまたやりたい」と笑顔を見せた。

 阿部雄太教諭(32)は「コミュニケーションも取れるし、みんなが初めての体験なので、試行錯誤しながらできるのが面白いところ。新しい楽しみ方の一つになれば」と話し、阿部校長は「足が速いなど運動が得意な子でも簡単にできるわけではなく、どの子にも輝ける可能性がある。ニュースポーツを通じて新しい関係性もつくっていけたら」と期待を込めた。

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