白老町社台のファームレストラン「ウエムラ・ビヨンド」が1日から、苫小牧市のグランドホテルニュー王子とのコラボ料理「白老牛の一皿”つなぐ”」を取り入れたコースメニューの提供を始めた。
コラボ料理は、ウエムラ・ビヨンドを運営する上村牧場(上村篤正社長)=白老町石山=が生産した白老牛を使用。ハーブを敷き詰めた鍋で「イチボ」と呼ばれる部位の牛肉を蒸し焼きにした一品で、ハーブの爽やかな香りが赤肉のうま味を引き立てている。
コラボ料理の提供は、両社の連携事業の一環。ウエムラ・ビヨンドと、グランドホテルニュー王子のレストラン「グランビュー」のシェフがアイデアを出し合って創作し、1日から両レストランで提供を始めた。上村牧場の上村社長は「地域への思いを込めて共同開発した地産地消メニューを楽しんでいただきたい」と話す。
「白老牛の一皿”つなぐ”」をメインにしたコースは、ウエムラ・ビヨンドが5500円(全6品)=ディナーのみ、予約不要=、グランビューが7700円(全10品)=ランチ・ディナー、3日前までに要予約=で提供。両レストランとも7月末まで。
両社は、和牛生産牧場とホテルという互いの経営資源や人材を生かし、企業成長につなげる連携事業を4月に開始。グランドホテルニュー王子の飲食部門スタッフが上村牧場のレストラン従業員に接客マナーを伝授するなど、人材交流も行っている。

















