駒大苫 道栄、苫中央 南北海道大会出場へ 高校野球室蘭支部

Aブロック代決〔大谷室―駒大苫〕6回2死一塁、橋本の適時二塁打で同点の本塁にかえる駒大苫・佐藤(右)=3日、とましんスタジアム

 第103回全国高校野球選手権大会南北海道大会室蘭支部予選最終日は3日午前、とましんスタジアム=苫小牧=でAブロックの代表決定戦が行われた。駒大苫小牧が3―1で大谷室蘭に逆転勝ちし、8大会連続25回目の優勝を決めて南北海道大会(7月17日開幕、札幌円山球場)に出場する。Bブロックは北海道栄が浦河に6ー0で勝ち、南道大会に出場する。Cブロックの苫小牧東ー苫小牧中央は、延長十二回でも0-0で決着はつかず、十三回にタイブレークの末、苫中央が1ー0で苫東にサヨナラ勝ちした。

 ▽Aブロック代表決定戦

大谷室蘭
001000000―1
00000201X―3
駒大苫小牧
(大)今谷―石井
(駒)石橋―田中結、北山
?荒木(駒)
?西舘(大)荒木、橋本、松田(駒)

 駒大苫が接戦を制した。1点を追う六回2死から三連打で逆転に成功。八回には佐藤の犠飛で追加点を挙げた。投げては2回戦に続いて先発した主戦石橋が粘投した。

―駒大苫主将・佐藤、逆転勝利に貢献
 駒大苫の佐藤主将(3年)が、息詰まる接戦の逆転勝利に貢献した。六回2死から安打で出塁すると、続く橋本(2年)の適時二塁打で同点の生還。1点リードの八回1死三塁には注文通りの犠飛で貴重な追加点を奪うなど、この試合2安打1打点の活躍だった。
 4番を担っているが、初戦の2回戦では何度も好機で打席が回るも無安打。「結果が欲しくて打ち急いでいた」と言う。
 「前回は仲間たちに助けられた。チームのためにできることをやろう」。心を入れ替え臨んだ大一番で、きっちり役割を果たした頼れる主将。南大会では「人一倍泥くさくプレーして、みんなを引っ張っていきたい」と意気込んでいた。

大谷室蘭      打安点
(6)西舘     421
(4)佐々木    400
(9)8相馬    300
 H 赤樫     100
(2)石井     300
(7)小野     410
(5)高橋     200
(3)大家     200
(8)船木     210
 H 小島     100
 9 民谷     000
(1)今谷     200
         2841
振球犠盗残失
522040
投手 回 安 責
今谷 8 9 3
駒大苫小牧     打安点
(4)津田     400
(9)熊野     300
 H 松田     110
 R7桜井     000
(7)3三次    300
(6)佐藤     321
(3)橋本     421
 9 黒坂     000
(8)荒木     321
(2)田中結    210
 H 田中善    100
 2 北山     000
(5)本間     200
(1)石橋     310
         2993
振球犠盗残失
112052
投手 回 安 責
石橋 9 4 1

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