駒大苫が今季初勝利―サッカー・プリンスリーグ

駒大苫が今季初勝利―サッカー・プリンスリーグ
プリンスリーグで今季初勝利を挙げた駒大苫イレブン(提供)

 駒大苫小牧高サッカー部は、6月27日に札幌第一高校グラウンドなどで行われた高円宮杯JFAU18サッカープリンスリーグ2021北海道第7節で東海大札幌に3―1で勝利し、同リーグ今季初白星を飾った。2019年以来2年ぶりの勝利。MF小山田陽太主将(3年)は「次節からも勝ち点を積み上げて上位を目指す」と決意をみなぎらせた。

 プリンスリーグ北海道には全道から8チームが出場。4月に開幕し、全14節のリーグ戦を展開する。駒大苫小牧は第5節の札幌大谷戦で0―0で引き分け、2年ぶりの勝ち点を獲得し、7位につけていた。

 東海大札幌戦の前半は、守備のミスマッチを突かれペースをつかめなかったが、後半に見事に修正。ラインを上げてサイドからの攻撃を中心に攻め立て、2点を追加して試合を決めた。岡崎史裕監督は「ゲーム中の修正がスムーズだった」と話す。

 MF丹羽隼斗(2年)が今季初ゴール。高さを生かしてコーナーキックからのヘディングシュートを決め2点目を挙げた。札幌大谷戦以降ポジションがサイドバックからボランチに変わり、ゴールに絡むプレーが増えた。「今後も積極的にゴールを狙っていきたい」と意欲的に語った。

 攻撃的なサッカーが機能し、試合を重ねるごとに調子が上向いている駒大苫小牧。全国高校総合体育大会(インターハイ)北海道予選(6月、小樽市)でも、2回戦で札幌創成にPK戦の末に敗れはしたが、延長戦で決定的な場面を演出するなど、互角の試合ぶりを見せた。岡崎監督は「味方同士が程よい距離感を保ってパスをつないでいる」と連係の向上をうかがわせる。

 次節は4日、苫小牧市緑ケ丘公園サッカー場でコンサドーレ札幌U18と対戦。10日は延期された第6節で札幌創成と対戦する。小山田主将は「インターハイで悔しい思いをしたので絶対に借りを返す」と意気込んでいる。

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