飲食店をフランチャイズ経営する苫小牧市若草町のフジタコーポレーション(遠藤大輔社長)が、道産食材の販売に力を入れている。新鮮野菜を直売する「あおぞら市場」を週末、同町の100円ショップ「セリア」前で店開き。道産食材を集めて販売する自社サイトも開設し、新型コロナウイルス禍で飲食店が苦戦を強いられる中、「食産業」にマーケットを広げて販路拡大を図る。
あおぞら市場は6月18日から始めた。地場産野菜が旬の秋ごろまで、毎週金・土曜日の午前10時~午後6時、道産野菜や加工品を同店前の仮設テントで販売する。6月は余湖農園(恵庭市)のホウレンソウなど葉物類をはじめ、函館、岩見沢などの農園で作付けする野菜、空知管内のブランド米「雪ごぜん」などが並んだ。フランチャイズ店の中華料理、カツ丼などの弁当を販売するテントも併設する。
同社はコロナ禍で飲食店が打撃を受ける中、ニーズの変化に対応しようと模索。同じくコロナ禍だった昨年5~7月、同店前でフランチャイズ店の弁当をテークアウト用に販売し、人気を集めたことをヒントに、今回のあおぞら市場につなげた。食材の物販を強化することで、農漁業の生産者の所得確保、食品ロス対策に役立てる狙いもある。
4月からはインターネットの自社サイト「北海道大地の食材~美味しいもの市場」も開設。業務提携している白老和牛王国上村牧場(白老町)のステーキ、あづま成吉思汗本舗市原精肉店(厚真町)のジンギスカンなど、えりすぐりの商品をオンライン販売して注目を集めている。
同社広報企画マーケティング部は「緊急事態宣言が解除されても、外食店は先行きが見通せないほど厳しい」と指摘した上で、「食のニーズ構成が変わっても、食のマーケットそのものは変わらないはず。外食から食全体にフィールドを広げたい」と強調している。
















